【提案】フェーズ・フリー政策
- 尾藤文人

- 6月29日
- 読了時間: 3分
以下は、「木曽川トレーラーハウス活用社会実験『ブロッケーション®ラボ』」を踏まえたフェーズ・フリー政策の概要です。
1.政策の目的
近年、激甚化・頻発化する自然災害への備えと、人口減少・地域活力の低下への対応を同時に進めることが求められています。
本政策は、「日常」と「災害時(非常時)」を分けて考えるのではなく、平常時から利用している施設や仕組みを、そのまま災害時にも活用できる社会を目指す「フェーズ・フリー」の考え方を基盤としています。
木曽川トレーラーハウス活用社会実験「ブロッケーション®ラボ」で得られた知見を活かし、トレーラーハウスを地域の新たな社会インフラとして位置付けます。
2.基本理念
「いつも使うものだから、もしもの時にも使える。」
トレーラーハウスは移動性・柔軟性を備えた施設であり、
平常時は地域交流や教育、観光、ビジネスの拠点
災害時は避難・医療・物資供給・情報発信の拠点
として活用できます。
日常利用と防災利用を一体化することで、地域資源を最大限に活用します。
3.平常時(日常使い)
トレーラーハウスを地域の価値を高める施設として運用します。
活用例
ブロッケーション®ラボ
コワーキングスペース
カフェ・交流施設
観光案内所
サイクルステーション
子どもの探究学習
地域イベント拠点
小規模店舗
テレワーク施設
宿泊施設
これらにより、
関係人口の増加
地域経済の活性化
空き地の有効活用
若者の地域参画
を促進します。
4.災害時(非日常使い)
災害発生時には迅速に役割を切り替えます。
活用例
避難スペース
医療相談室
仮設オフィス
防災本部
情報通信拠点
仮設トイレ・シャワー
炊き出し拠点
支援物資配送基地
ボランティアセンター
移動可能な特性を活かし、必要な場所へ迅速に展開できます。
5.ブロッケーション®ラボとの連携
ブロッケーション®ラボは、
「防災を学ぶ場」ではなく、地域を育てる場
として日常から活用されます。
平常時に形成された
人と人とのつながり
地域への愛着
対話する文化
合意形成の経験
が、そのまま災害時の共助・協働につながります。
つまり、
「地域力そのもの」が防災力となる仕組みです。
6.政策の効果
本政策により、
① 地域コミュニティの活性化
② 防災・減災力の向上
③ 地域経済の活性化
④ 公共施設の効率的活用
⑤ 持続可能な地域運営
⑥ 関係人口・交流人口の拡大
⑦ 教育・福祉・観光・防災を横断した社会実装
が期待されます。
7.目指す将来像
トレーラーハウスを単なる「建物」ではなく、
「地域の価値を創り、災害から地域を守る可動式社会インフラ」
として位置付けます。
木曽川トレーラーハウス活用社会実験「ブロッケーション®ラボ」をモデルケースとし、平常時の地域活動と災害時の防災機能を一体化した「フェーズ・フリー」のまちづくりを全国へ展開することを目指します。
この構成は、国土交通省が推進する「平時と災害時を切れ目なくつなぐ地域づくり」の考え方とも親和性が高く、「ブロッケーション®ラボ」を防災だけでなく、教育・地域づくり・観光・産業振興まで包含する総合政策として位置付けられる内容になっています。





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