皆さん、おはようございます。あんなに暑かった夏が過ぎて、急に涼しくなりました。
本日の「ブログ#32」のテーマは「セカンド次世代」について、お話します。「セカンド次世代」って、何だ?、というお話ですが、次世代として「Z世代」や「α世代」を指すのに対して、次世代の親世代である「R50(アラフィフ)世代」を指して、私が呼んでいます。
私もその世代なのですが、昨今、同世代とお話すると、「夢や希望(ムーン・フロンティア)」と言うよりは、「終会社」のお話になります。通常(事実誤認があったらごめんなさい)、会社組織では「55歳で役職定年や昇給停止になり、60歳で定年、その後、希望すれば、65歳まで再雇用」こんなスキームだと理解しています。勿論、今後、対象年齢が伸びていくことが想定されます。話を戻しますと、「終会社」の内容は、「早期退職制度を活用して、転職や起業をすべきか?」「転職や起業はリスクが高いので、会社に在籍したままの方が良いのか?」そんなお話が交わされます。
私は、そもそも「人生100年時代」と言われているにも関わらず、日本の社会の構造や仕組みが「人生50年時代」のままになっているのではないか、と考えます。織田信長が「本能寺の変」で49歳で自害したのが、1582年ですから、現在まで442年の時を経ていますが、なんら変わっていないのではないか、というのが、私の本音です(勿論、織田信長は「定年」になった訳ではありませんが)。
私事ですが、管理職時代に「上層部から「セカンド次世代」について、考えろ!」というお題が出されました。オーダーが「一晩で考えて、翌朝、報告しろ!」という相変わらず無茶苦茶なのですが、当然の事ながら、良策が出るはずも無く、「在職中に学び直し(リカレント)として、マスター(修士課程2年)やドクター(博士課程3年)の取得や国家資格などの取得を業務として認める」というような事を提案した記憶があります。もう約20年程前に提案した内容ですが、実現はされておらず、あのお題もどうなったのかも分かりません。
答えは直ぐに出てきませんが、「セカンド次世代」について、「茹でカエル世代」と言って、切り捨てたり、自己責任論に追いやるのでは無く、次世代である「Z世代」や「α世代」の親世代になる訳ですから、自信と誇りの持てる「セカンド次世代」であるべきだと私は考えます。前のブログでもご紹介しましたが、NHKのクローズアップ現代で「ミッドライフクライシス “人生の曲がり角”をどう生きる」と題して、放映され(2024年9月17日(火))、その中で、「最新の調査では日本の45~59歳の「幸福度」が過去最低に。」とあります。(出典 NHKウェブ https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4940/)
本テーマも重たい課題で、答えな見つからないですが、引き続き焦点を当てていきたいと存じます。
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