皆さん、おはようございます。あんなに暑かったのに、急に涼しくなりました。
本日の「Blog#35」のテーマは、「人と違う事が求められているのか?」について、お話します。昨今の風潮と逆説的なお話をします。
私事で恐縮ですが、私が小学生や中学生だった頃、今から40年程前の話になりますが、日本社会全体が「護送船団方式」と言われて、同質性が求められる代わりに、守られるという社会形態でした。所謂「村社会」であったり、「農耕社会」と言われるものです。
その後、1990年を起点とした「バブル崩壊」を起因として、「護送船団方式」社会が崩壊することになります。また、政治経済的な背景として、日本では中曽根康弘首相、米国ではレーガン大統領、英国ではサッチャー首相といったトップ・リーダー達が「小さな政府」を標榜することになります。簡単に言うと、「人的資金的リソースが無いので、自分達で(自己責任で)生きてくれ!(勿論、セフティーネットは容易するが、最小限で)」という内容です。(本テーマでは、「小さな政府」に言及するものではありません。)
私の体験談となりますが、ちょうど就職時期にあたり、「就職氷河期」と呼ばれる時代を迎えることになります。「護送船団方式」モデルが崩壊し、「失われた時代」を迎えることになります。
テーマに戻りますが、弊社ビジネスである「社会地域課題解決型人材育成事業」については、「(1)内容が一般的である」「(2)独自性が無い」「(3)競合優位性が無い」という3点セットのご意見を頂きます。まさに、社会(進学や就職に関して)から同じことが学生さん達に求められているのでないでしょうか?「ビジネスマインド」がそのまま学生さん達の評価軸になっているのは異論を唱えます。
逆張りになるのですが、私は学生さん達を前にして、「無理に人と違うことをしないでください。皆さんが日常生活の中で、感じたり考えたりする事で充分です。日常生活での皆さんの「引き出し」を算数・数学的表現になりますが、足し算したり、掛け算したり、乗数したり、因数分解したり、すれば、無限の発想に繋がりますから、心配しなくて大丈夫です。」と伝えるようにしています。
「人と違う事が求められているのか?」に付き合っていたら、疲れてしまうと考えます。(了)

Comments