本日の【Blog#81】のお題は、「コミュニティ」についてお話します。
ここでは、「昔はよかった」と言うお話をする訳ではありません。私は車に乗らないので、比較的歩くのですが、街に子供さんを見かけることがほとんど無くなりました。
40年以上も前の話ですが、「路地」で野球をやったり、走り回ったりしている子供たちを見かけたものです。井戸端会議をしている大人たちも見かけません。「路地」はそのままあるのですが、「コミュニティ」が無くなってしまいました。
「コミュニティ」の重要性のひとつは「民間型セフティーネット」だと考えています。「個人情報に、他人が入り込むのはお断り」という方もいらっしゃると思いますが、やはり「困ったことはお互い様」という文化があると私は認識しています。
「昔の話」をして恐縮なのですが、いくつか「場の仕掛け」がありました。いつも決まった日時に、豆腐屋さんがリヤカーで売りに来たり、パン屋さんが売りに来たりしました。すると、地域住民の方々が、ただ買うだけでは無く、前後でだべる(小さなコミュニティの場)が出来ていました。そういった「販売移動車」も時代の流れと共に、見かけなくなってしまいました。
動画配信サイトで知ったのですが、東京の中野で行われている盆踊りが盛り上がっているみたいです。米国の超人気ロックバンド「ボン・ジョビ」の曲に合わせて、盆踊りをするのですが、これが奇妙なまでにマッチしているのです。盆とボンを被せて「盆・ジョビ」と銘打っていて、仕掛けた人のセンスに脱帽です。ウェブサイトを拝読する限りでは、「人もの金」を言わせたのではなく、10年以上も地道に開催しながら、試行錯誤を続けた様子です。私自身は、基本的に「イベントごと」については、否定的な考え方です。「人もの金」がかかる割には、「一発屋」で終わりやすく、「持続可能な取組」では無いからです。
しかしながら、上述の「盆・ジョビ」の動画を見る限りでは、手作り感満載で、本当に地域内外の方々が、愉しく嬉しく盛り上がっている様子が伺えるので、見ている方も思わず、「盆・ジョビ」したくなるような雰囲気です。是非とも、ご覧下さい。
引き続き、本テーマ「コミュニティ」についても考えていきたいです。
(投稿日 2025(令和7)年1月14日(火))

Comments