#50図書館のように生きる
- 尾藤文人

- 3 日前
- 読了時間: 2分
先日、「図書館のようにビジネスをする」という言葉がふと頭に浮かんだ。
私はこれまで、「半径500メートルの経済圏」や「ブロッケーション®」について考え、現場で実践し、その気づきをブログや動画で発信してきた。振り返ってみると、その一つひとつが本棚に一冊ずつ本を並べるような作業だったのかもしれない。
図書館は、本を売る場所ではない。知識や経験を集め、整理し、未来へ引き継ぐ場所である。そして、訪れた人は、その中から必要な一冊を手に取り、新しい学びや発見を得て帰っていく。
私は、このような生き方に大きな魅力を感じている。
ブロッケーション®も同じだ。ワークショップを一度開催して終わりではない。参加者の気づきや対話、その場で生まれた景色を記録し、次の地域へ、次の世代へとつないでいく。経験を積み重ねるたびに、知識の蔵書が少しずつ増えていく。
ブログもそうだ。
毎週のように書き続けていると、「今日は何を書こう」と考える日もある。しかし、後から読み返してみると、その時々に感じたことや考えたことが、その時代を映す記録になっている。未来の自分にとっても、誰かにとっても、一冊の本になる可能性がある。
動画もまた、一つの蔵書である。
やさなご放送局®やムーン・フロンティア®で発信している映像は、その瞬間を切り取った記録であり、地域で挑戦する人々の歩みを未来へ残すアーカイブでもある。
世の中には、目に見える財産だけでは測れない価値がある。
経験、言葉、人との出会い、失敗から得た学び。それらは、誰かの役に立った瞬間に、新しい価値へと変わる。
私は、これからも新しい本を書き続けるというより、一冊ずつ蔵書を増やしていくような気持ちで活動を続けたい。
そして、いつの日か、「あの人の活動を見れば、地域づくりや人づくりのヒントが見つかる」と思っていただけるような、そんな小さな図書館のような存在になれたら幸せである。
(2026(令和8)年7月17日(金))





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