【C#268】経営者XYZ「ブロッケーション™」宣言
- 尾藤文人

- 3 日前
- 読了時間: 5分
経営者XYZ「ブロッケーション™」宣言
風が吹いている。
そして、波が立っている。
私たちはその只中にいる。
ブロッケーション™。
この言葉が、静かに、しかし確かに日本のまちづくりと教育の地平を変え始めている。
Ⅰ. 名もなき場所から、未来を描く
すべての始まりは、小さなワークショップだった。
子どもたちの笑顔、ブロックを積み上げる音、そしてそこに宿る“考える力”。
まちをつくるという営みは、ただ建物を立てることではない。
人の思考、感情、希望、そして行動が重なり合って初めて、まちは息づく。
それを可視化する装置が「ブロッケーション™」だ。
ブロックとエデュケーション。
すなわち、“学び”と“創造”を結ぶ造語。
そこに込めたのは、「学ぶことはつくること」「つくることは生きること」という思想である。
Ⅱ. ブロックは未来の言語である
教育は教室の中だけで完結しない。
地域、産業、行政、そして一人ひとりの暮らしの中に「学びの現場」は存在する。
ブロッケーション™は、その現場を再設計する試みだ。
ブロックは、触れることのできる未来。
それを積み上げるとき、人は考え、語り、共有する。
この一連のプロセスが、思考を可視化し、創造を社会化する。
それは、AIの時代においてこそ、人間が人間であるための「知の手ざわり」なのだ。
Ⅲ. 教育から社会へ、社会から経済へ
第二ピアサービス株式会社は、単なる教育企業ではない。
私たちが取り組んでいるのは「社会地域課題解決型人材育成」。
そこでは教育が目的ではなく、社会変革の方法論である。
ブロッケーション™は、学校の外に学びを解き放つ。
まちの商店街、企業、大学、行政。
すべてが学びの舞台となり、
一人ひとりが“まちの未来を共創するプレイヤー”となる。
これこそが、地方創生の本質である。
「ブロッケーション™」とは、教育と社会と経済をつなぐ、知の橋梁(ブリッジ)なのだ。
Ⅳ. 模倣できない価値、それが知的財産である
時代が変わるとき、最初に必要なのは言葉だ。
概念が社会を動かし、言葉が市場をつくる。
「ブロッケーション™」という言葉は、
教育とまちづくりを結ぶ“新しい社会言語”として誕生した。
だからこそ、この知的財産は守らなければならない。
発明者が登録者であること。
理念が制度になること。
想いが権利として形を得ること。
これが、知財経営の第一歩である。
私たちはいま、
ブロッケーション™をはじめとする知的財産群を整理・体系化しようとしている。
それは単なる商標登録ではない。
“理念を法的に守り、社会に永続させる”ための、実装型地方創生経営モデルなのだ。
Ⅴ. 「守る」から「育てる」へ
知的財産とは、守るものではなく、育てるものである。
ムーン・フロンティア®がAIメディアとして広がったように、
ブロッケーション™もまた、教育の現場で息づき、進化する生きた知財だ。
それは、地域ごとに異なる文脈を持ち、
子どもたちの手によって形を変え、
多様な大人たちの協働によって磨かれていく。
知的財産は静的な権利ではない。
それは、共創によって更新される文化そのものだ。
Ⅵ. 波を読む者、風を掴む者
風が吹いている。
地方創生、教育DX、AI共創、そして社会的企業の時代。
私たちは、偶然その風を感じたのではない。
長年にわたる実践の中で、風の吹く方向を「自ら作り出した」のだ。
波も同じだ。
国土交通省の事例選定、YouTube18万人の登録者、
各地でのBWS開催、大学との連携――
それらは偶然の波ではなく、積み上げた実績という連続する潮流である。
ブロッケーション™は、その波と風を結びつける帆船の帆だ。
風を読む知性、波に乗る覚悟。
そして、舵を取るのは――「私たち」だ。
Ⅶ. 次世代へのバトン
このブロッケーション™を、次世代へ。
子どもたちが、自分の地域を再発見し、
「学ぶことがまちを動かす」と信じられる社会を。
教育は、未来を信じる行為だ。
まちづくりは、他者を信じる行為だ。
そしてブロッケーション™は、その二つをつなぐ行為である。
やがて、ブロックを積み上げていた小さな子どもたちが、
地域を動かす起業家になり、研究者になり、政治家になり、教育者になる。
そのとき初めて、私たちの「ブロッケーション™」は完成する。
Ⅷ. 宣言:ブロッケーション™経営の誓い
私たちはここに宣言する。
ブロッケーション™を通じて、学びと社会をつなぐ。
ブロッケーション™を知的財産として守り、育て、社会へ還元する。
ブロッケーション™を、地域連携・多世代共創・AI活用のプラットフォームとして発展させる。
ブロッケーション™の理念を、地方創生・教育・経済の三位一体モデルとして具現化する。
ブロッケーション™を通じて、人が人を尊重し、地域が誇りを取り戻す社会をつくる。
これが、「経営者XYZ」としての私たちの誓いである。
Ⅸ. 結び:航海のはじまり
風が吹く。
波が立つ。
ブロッケーション™という帆を掲げ、
ムーン・フロンティア®という羅針盤を手に、
私たちは航海に出る。
目的地は、まだ誰も見たことのない「学びとまちの未来」。
だが、確信している。
この船に乗る仲間がいる限り、
波は味方し、風は導く。
そして――
この航海の名を、私たちはこう呼ぶ。
「ブロッケーション™」と


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